今日、月の周りに大きな円が浮かび上がってるの、これは「月暈(つきがさ)」っていう現象なんですって。
月暈は、月の光が上空にある薄い雲の氷晶(小さな氷の粒)に屈折して生まれる光の輪のことなんですって。
太陽の周りにできる「日暈(ひがさ)」と仕組みは同じで、気象光学現象の一つなのよ。
氷晶が六角形だから、光が屈折して角度が決まっていて、月を中心に大きな輪が描かれるんですって。
ちなみに、この輪は半径22度くらいで現れることが多いそうよ。
でも22度って言われてもピンと来ないわよね。
月暈は昔から「天気が崩れる前触れ」として知られているのよ。
薄い雲(巻層雲)が広がっているときに月暈が見られるから、確かにその後、雨や雪が降ることが多いのよね。
まるで空が「明日は荒れるわよ」って教えてくれてるみたい。
今日の月暈だって、その通りかもよ。だって、明日の天気予報は大雪ですもの!
月暈を見たとき、ちょっと宇宙を感じられるポイントもあるのよね。
だって、月って地球を回る衛星でしょ?その光が地球の大気と反応してこんな現象を生むなんて、宇宙と地球のつながりを見ているような気がしない?
さらに、月の明るさも月暈が見えるポイントなの。
満月やそれに近い明るい月だと、月光が強くて暈がはっきり見えるのよ。
もし半月だったり、新月の時期なら、そもそも月暈なんて見えないんだから、これも天文学的な奇跡と言えるわね。
月暈と似たような現象に、「幻月」ってのがあるのよ。
月の光が大気中の氷晶で反射して、月の横にぼんやりしたもうひとつの月のような光が現れるの。
これもまた不思議で、なかなか見られない現象よね。
月暈が見えたら、次の日の天気予報を必ずチェックね!
月暈は天気が崩れるサインだから。
そして、「幻想的で美しい!」なんてうっとりしてると足元がお留守になりがちだから、夜空を見上げるときは周囲に注意しないとね。
幻想的な月の光と、それを包む光の輪を、綺麗に撮影できるカメラがほしいわね。