つむぎ語り~心を紡ぐ、言葉の旅

語り口調のエッセイよ。

我が家の救世主、ハサミ様!探し物はハサミ様にお任せ

もう何度目かしら。我が家がハサミ様に救われたのは…。

先日、しまむらでいくつか買い物をしたのよ。

満足げに袋を抱えて、その足でアベイルへ移動。

ところが、アベイルで買い物を終えて帰宅した後に気づいたの。

「あれ?しまむらで買った袋がない!」 もう青ざめたわ。

心当たりをたどってみても思い出せない。どこに置いたのかしら?

そこで思いついたのが、「探し物にはハサミ様」。

有名な神様だけど、みんな知ってるかしら?

探し物を見つけたいとき、ハサミ様にお願いすると、驚くほど見つかるっていう言い伝えがあるのよ。

翌日、ドキドキしながらアベイルに電話してみたの。

「昨日、しまむらの袋を置き忘れたかもしれないんですけど…」って聞いてみたら、なんと!アベイルで預かってくれてたのよ! これには驚いたわ。

まさか本当に見つかるなんて。ハサミ様、ありがとう!

ハサミ様とは、失くしたものや探し物を見つけ出す手助けをしてくれる存在とされているの。

具体的な「神様」というよりは、民間の信仰や風習として語り継がれてきたものかもしれないわね。

ハサミ様の話は、日本の道具信仰とも深く関係しているの。

日本では古くから、道具に魂が宿ると考えられてきたのよ。

たとえば、包丁や鋏などの刃物は、家の守り神として祀られることもあったわ。

刃物には邪悪なものを断ち切る力があるとされていたの。

ハサミ様もこの延長線上にあるんじゃないかしら。

ハサミは「切る道具」でしょ?この「切る」という行為が、「失くしたものと自分との間にある障害や隔たりを切り開く」と解釈されたのが由来と言われているらしいの。

昔は貴重品や生活必需品を失くすと大変だったから、「どうか見つかりますように」と願う文化が生まれたんでしょうね。

実際にハサミ様にお願いする手順はとてもシンプルよ。

心を込めてやるのがポイント。

ハサミを閉じる
刃をしっかり閉じた状態で持つ。

探し物の名前を具体的に伝える
「○○を見つけさせてください」と願いを言葉にして伝える。

ハサミを置いて待つ
願いを込めたハサミはそのまま置いておくのが正式なやり方。

枕元など、特別な場所に置くのもおすすめよ。

見つかったらお礼を言う
これ大事!「ありがとうございました」と感謝を伝えることで、次回もハサミ様に力を借りられるっていうの。

実際にハサミ様にお願いして「本当に見つかった!」という体験談は数多くあるのよ。

これは単なる偶然?それとも心理的効果?

探し物を探すとき、冷静さを欠くと視界が狭くなって見つけられないことが多いの。

でもハサミ様にお願いすることで、気持ちが落ち着き、視点が広がるから、結果的に見つかりやすくなるのかも。

あたしも実際に見つかったって話は驚くほどあるのよ。

家中探しても見つからなかったカギが、お願いしてすぐにあったとか、失くした指輪が部屋の隅から出てきたとか。

あたしの娘は、車と家の鍵を失くしてどこ探してもないから絶望していたの、そこでハサミ様の登場よ。

なんと数日後に警察に届けられていたのよ!紛失届を出した矢先の事よ。

消防団の方が拾って届けてくれたそうよ。

お外で落としていたなんて、いくら家の中探してもないはずよね(笑)

ハサミ様にお願いするのは「最後の切り札」として取っておくのもいいかもしれないわね。

お願いすることで心がスッキリするし、見つかったら喜びもひとしおよ。

信じるか信じないかはあなた次第

でも、ちょっとした思い込みが、探し物を引き寄せるパワーになるかもしれないわよ!

それにしても、しまむらで買った物をアベイルで忘れるとか、同じ系列とはいえ、ひどい話しよね(笑)