つむぎ語り~心を紡ぐ、言葉の旅

語り口調のエッセイよ。

テラスに突然現れた蜂の死骸

あたし、猫が好きでね、うちのテラスには時々遊びに来る猫たちがいるのよ。

おなじみの顔ぶれもいれば、たまに「初めまして」な子もいて、ちょっとした癒しタイムなの。

ところが先日、テラスに出てみたら、なんと三匹の蜂が並んで死んでたのよ。

「もしかして猫が蜂を追い回してた?」なんて想像してみたりしてね。

でも3匹もだし、やっつけたの見せびらかしたかったのか、いつものエサのお礼のつもりかしらね。

たまにモグラやネズミの赤ちゃんや、トカゲやカマキリの死骸が玄関の前に贈られてるのよね.....

ちゃんと並べて置いてるところをみると、これも贈り物かしらね。

蜂の死骸だし、ちょっと触るのも怖くて、ひとまずそのままにしておいたの。

それで、あとで見に行ったら…なんと、その死骸が跡形もなく消えていたのよ!

猫たちが蜂の死骸をつまみ食いなんてこともあり得るのかしら?

それとも鳥が食べちゃったのかしらね。

見事に消えちゃってるのがなんだか不思議よね。

テラスに蟻が入りこんだとはあまり思えないけど、ゴキブリならありえるわね。

自然界の「掃除屋さん」として、いろんな生き物がうまくバランスを取っているのは素晴らしいけど、ゴキブリが絡むとちょっと複雑な気持ちになるわね。

蜂の死骸がそのままなんて、あんまり気持ちのいいものじゃないからありがたいけどね。