つむぎ語り~心を紡ぐ、言葉の旅

語り口調のエッセイよ。

台風後の海での事故に注意!沿岸地域の人が思うこと。

昨日もまた海で事故があったわ。

台風の影響で海が荒れていたのに、それでも海に入ってしまう人がいるのよね。

うちの沿岸地域の人たちは、海がどれだけ危険かを知っているから、誰も泳がないのよ。

近くの海水浴場だって、潮の流れは予測不能だから、毎年事故が起きるの。

波打ち際でも油断できないのよね。

海で育ってきた地元の人は、幾度となく水難事故を目にしてきているからこそ、遊泳に対して慎重なの。

でも、観光客や外から来た人たちは、「きっと大丈夫」とどこか安心してしまうのか、荒れた海に入って事故に巻き込まれるケースが後を絶たないのよ。

遊泳禁止でも気にせず、サーファーたちがやってくる。

サーファーがいるから、泳げる場所だと勘違いをしてしまう人がいるのよ。

そのサーファーでさえ毎年のように事故があるのよ。

今日もヘリコプターが上空を飛んでいて、事故の対応をしている様子が見えて、胸が痛むわ。

私も昔、地元の海水浴場に行った時のことよ。まだ娘が高校生だった頃、浅瀬で気をつけながら遊ばせていたんだけど、まさかのことが起こったの。

娘が浮き輪をつけていたんだけど、ほんの一瞬で潮に引き込まれて流されちゃって、サーファーの方に助けていただいたのよ。

ちゃんと海水浴場で、高校生なのよ、もうまさかのことだったわ。

でもそのまさかのことが起こるのが自然なのよ。

それ以来、海への恐怖が抜けなくなって、海には行けなくなったわ。

海での安全対策 – 浮き輪やボートには要注意

もしどうしても海で浮き輪やボートで遊ぶなら、きちんと綱をつけて海岸から引っ張るのが必須よ。

ほんの少しの油断で、一気に予想外の距離まで流されてしまうことがあるの。

海の力を甘く見てはいけないわ。

台風の影響が残っている海や川での遊泳なんて、ましてや命の危険が伴うもの。

海や川は遊び場ではない

「海や川は遊び場ではない」—これが私たち沿岸地域の人が常に思っていることなのよ。

沿岸区域の子供たちは、海に近づいてはいけない、と教育されていて、それをちゃんと守っているの、だから地域の人の事故はないのよ。

県外からの人や、沿岸区域から外れた地区の人の事故が後を絶たないの。

潮の流れや風の影響で、自然は簡単に予測できるものではないわ。

特に台風後の海は荒れやすく、流れが強いこともあるから注意が必要ね。

山もそうだけど、自然を遊戯場みたいに思ってたら大変なことになるわよ。

安全対策を徹底し、無理をしない。

大切な命を守るためにも、しっかりと心に留めて、子供たちに教育してほしいわね。