つむぎ語り~心を紡ぐ、言葉の旅

語り口調のエッセイよ。

永遠のドラえもん、大山のぶ代さん逝去

あら、大山のぶ代さんが亡くなったって.....

もう本当にショックだわ…。

だって、あたし、あのドラえもんの声で育ってきたんじゃない。

あの丸っこいロボットの声が聞こえるだけで、なんかホッとするっていうか、安心感があったのよ。

90歳で老衰って、なんかもうね、大山さんがそんなご年齢ていうとあたしも年よね。

声優っていうのは、声に魂を吹き込む、そういう仕事でしょ。

特に、ドラえもんみたいに国民的なキャラクターを何十年も演じ続けるって、そりゃもう大変よ。

ずーっとポケットから未来の秘密道具出してね。

でも、それをやり切ったのが大山さんなのよ。すごいわ。

あたしね、ドラえもんの声を変えるって聞いたとき、正直「やめてよ!」って叫んだもん。

今ではすっかり馴染んだけどもね。

だって、あの声が変わっちゃうなんて、考えられなかったから。

あの声がもう聞けないのよね。なんだかもうね、まるでドラえもんが「のび太、もう一人で大丈夫だよ」って言って、お別れするみたいな…。

ああ、泣けてきちゃう。

本当にお疲れ様でしたと、これからは安らかに天国で過ごされること心からお祈り致します。

そして、心のどこかで、これからもあの懐かしい声が響いてくるんじゃないかって思ってるのよ。

はぁ、寂しいわね。